横浜ラポールが「エスコット」を導入
2013.4.25
点字ブロック「エスコット」の設置第2弾は、新横浜にある横浜ラポールです。
横浜ラポールは、体育館やプール、ボーリング場などのスポーツ施設と、劇場や大小様々な会議室が設置されている、障害者のためのスポーツ文化センターです。毎日たくさんの障害者が訪れます。
今回、横浜ラポールの2階、3階に、屋内用の点字ブロックを設置したいというお話から、「エスコット」が採用されました。





横浜ラポールには、毎日たくさんの車いす利用者が訪れます。「エスコット」は視覚障害者の誘導を目的とした屋内用点字ブロックですが、突起の高さがとても小さいので、車いす利用者に負担を掛けることがほとんどありません。これまでの研究から、車いすの走行時に与える振動は、JIS規格型点字ブロックの1/3と大幅に走行しやすい仕様です。ベビーカーの場合は、振動は1/9にまで軽減されます。
「エスコット」の設置後、車いす利用者にインタビューしたところ、使い勝手は全く問題ない、普段の走行と変わらないと言って頂けました。
また、ある視覚障害の利用者は、これまで館内のトイレに一人では行けなかったそうですが、「エスコット」が設置されて初めて、トイレに一人で行けたと喜ばれていたそうです。
「エスコット」は、障害の有無に関わらず、同じ場所を共有できるユニバーサルデザイン型の製品です。「エスコット」を設置することで、これまで一人では歩けなかった屋内空間が、自由に移動できる身近な空間に生まれ変わります。